【松戸の隠れ散策スポット】将軍家ゆかりの別邸「戸定邸」でタイムスリップ!

2024年9月15日日曜日

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松戸の隠れ重要文化財 戸定邸

 皆様お久しぶりです。およそ1年ぶりの投稿となります。
プライベートが少し落ち着きましたので、投稿頻度を増やしていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします。

今回は千葉県松戸市にある戸定邸のご紹介です。
意外と知られていないですが、趣があり訪問の価値ありの隠れスポットになります。
東京近郊で静かに過ごせるスポットを探している。歴史が好き。建築が好き。
そんなあなたにおすすめのスポットです。

アクセス


車で行く場合

松戸駅から車で5分。駐車場が乗用車46台分あります。
【高速道路 ※東京外環自動車道】
〔三郷ジャンクション方面〕(外回り)三郷南インターチェンジより約10分
 ※千葉方面からは降りられません。
〔京葉ジャンクション方面〕(内回り)松戸インターチェンジより約10分

JR松戸駅からバスに乗る場合

■松戸駅東口バス乗り場
3番乗り場から、松21・23「市立東松戸病院行」または松22「梨香台団地行」に乗車。
1つ目のバス停「戸定歴史館」で下車(約2分)。そこから徒歩3分。

■松戸駅西口バス乗り場 
7番乗り場から、松51、51-2、54、55「市川駅行」または松52「聖徳学園行」に乗車。
4つ目のバス停「戸定歴史館」で下車(約3分)。そこから徒歩3分。

※ちなみに徒歩だと15分程度です。


戸定邸について

戸定邸とは?

戸定邸は、江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜の弟である徳川昭武が明治時代に建てた別邸です。昭武は、幕末にパリ万博親善大使としてフランスへ渡るなど、近代化に尽力した人物としても知られています。

見どころ

貴重な歴史的建造物:戸定邸は、国の重要文化財に指定されており、当時の建築様式や暮らしぶりを垣間見ることができます。
美しい庭園:江戸川を見下ろす広大な敷地には、四季折々の草花が咲き誇る美しい庭園が広がっています。国の名勝にも指定されています。
歴史を感じさせる展示:館内では、昭武ゆかりの品々や、当時の生活の様子を紹介する展示を見ることができます。

散策レポート

今回は車で行きました。松戸駅から車で5分程度。
途中で案内看板も複数枚あり、迷わずに行けました。駐車場もしっかり整備されていていい感じ。

駐車場を出て坂を上がっていくと、早速趣のある門がありました。
茅葺の屋根となっており、創建当時の建物の雰囲気を感じることができます。


門をくぐって、中に入っていきます。
入った瞬間に日本庭園の雰囲気を味わうことができます。
しっかりと庭園の整備もされているようで、木々は剪定されていました。

家自体が明治の建築が残っているのはもちろんですが、庭も当時の雰囲気のまま残っているようです。

門から徒歩2分程度で、戸定邸到着。
(歴史資料館もあるそうなのですが、次回展示準備中でした。10月からはまた見れるようです。)
戸定定入口看板

早速中へ入ると受付がありました。そこで250円を支払い戸定邸へ入ります。
戸定邸 料金表

早速順路に沿って戸定邸を見学!
戸定邸の見取り図は以下の通りになります。
戸定邸の見取り図(出典;戸定邸宅HP)


内蔵(燃えないようになっている石の蔵)のある廊下をまっすぐ進み客間へ向かいます。
なお、内蔵には鉢(金魚などを育てていたと考えられる)や長持(婚礼丁度)がありました。
内蔵のある間
内蔵(右が鉢、見切左が長持)

客間は庭園を見ることができ、昔の様子を想像させるものでした。
戸定邸 客間

なお、庭は書院造で出来ているとのことです。ワビサビが効いてていい感じ!
戸定邸 庭園

また、江戸幕府が終わってから建てられた邸宅になりますので、武家屋敷と比べると小さいらしいです。
その証左として、客間と主人(徳川昭武)の書斎が同棟にありました。
客間からふすまを挟んで主人の部屋といった感じです。

縁側も風情があります。当時ここに座りながらお酒なんか飲んでいたんですかね。
天気がよければ、富士山も見えるそうです。


増築された、中座敷棟の部屋です。
子供用の部屋で、子供が育ってからは衣裳部屋として使用されたとか。
このあたりは現代人と変わりませんね。

お風呂場です。湯舟は昭和初期のものらしく、当時はお湯をかけて体を洗っていたそうです。やはり明治時代は高貴な方でも各家庭に1個お風呂。。。というわけにはいかなかったんですね。

離れ屋敷に続く廊下になります。
離れ屋敷は主に、徳川昭武の母が使うということ。
昔も今も、両親とはある程度距離があった方がよいというのは変わらなかったのかもしれません。

先ほどの見取り図を見るとわかるのですが、離れへ行く際には必ず、妻である八重の部屋を通ります。少し気まずそうと思ってしまうのは私だけでしょうか(笑)

離れの窓もいい感じの雰囲気です。


そして最後に受付横の使者の間へ行きます。
一見するとほかの部屋と変わらないのですが、柱をよく見ると必ず割れ目が入っています。
これは、ほかの部屋は材木のいい部分(外側)を使っているのに対して、使者の間は中心部も使っているため、割れやすく、あらかじめ割っていることからこのようになっているとのことです。「どうせ割れるなら美しく割れ目をいれよう」ということでしょうか。


戸定邸はここまで、大体30分~50分程度で見終えることができますよ。

外を出て少し散策してみます。休憩所からは松戸市街が一望できます。


サリスベリの花もきれいに咲いていました。

敷地全体が日本庭園になっているので雰囲気はいい感じです。

まとめ

戸定邸は、歴史好き、建築好き、自然好きの方にはぜひ訪れていただきたいスポットです。美しい庭園を散策しながら、幕末から明治にかけての激動の時代を生きた人々の息吹を感じてみてはいかがでしょうか。


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プロフィール

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足立区, 東京都, Japan
20代足立区在住。バイクで登山口まで行って、まったり山登りをすることが多いです。 元高校球児で、学生から登山を始めました。今は経済団体職員をしながら休日にまったりハイキングを楽しんでいます。
▶twitter  まったり登山 コウタロウ

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