船のような形「荒船山」まったり登山
2024年5月3日(金)
こんにちは、ブログ「まったり、登山道」の管理人コウタロウです。今回は、群馬県と長野県にまたがる荒船山(あらふねやま)を訪れた際の山行をお届けします。特徴的な山容と豊かな自然、そして歴史を感じることができるこの山は、まったり登山にぴったりのスポットでした。
荒船山の概要
荒船山は標高1,423mの山で、その独特な形状から「船のようだ」と言われています。特に、山頂部の「艫岩(ともいわ)」からの絶景は多くの登山者を魅了してきました。艫岩は、船の後方にあたる部分を指し、ここから見下ろす景色はまさに圧巻です。
伝説によると昔々巨人デエラン坊が妙義山と浅間山のあたりに住んでおり、荒船山を枕に寝ていたようです。ある朝に浅間山の噴火口のいろりとして煮ていた味噌汁を、デエラン坊がねぼけて鍋ごとひっくり返してしまい、それが中軽井沢の塩壺温泉になったということです。
魅力と見どころ
荒船山の魅力は、何と言ってもその切り立った艫岩からの絶景です。スリルを感じる断崖絶壁からの眺めは、他では味わえない特別なもの。また、歴史的な背景を持つこの山には、祠や石碑も点在しており、山中に静かに佇むこれらを訪れることで、時間を超えた感覚に浸ることができました。
植生
クロフネツツジ |
スイセン |
スミレ |
ヘビイチゴ |
リンドウ |
ハシリドコロ |
今回のコースと装備について
荒船山(経塚山) / まったり登山 コウタロウさんの荒船山(経塚山)の活動データ | YAMAP / ヤマップ
私が歩いたコースは「荒船不動登山口」からスタートし、まずは「星尾峠」へ。その後、急な登りを経て艫岩(ともいわ)に到着します。艫岩からの景色はまさに圧巻。さらに荒船山の最高地点「経塚山」を目指し、往復約8.5kmの行程をゆったりと楽しみました。
荒船不動登山口(11:50)=星尾峠(12:28)=艫岩(ともいわ)(13:20)=荒船山(経塚山)(13:56)=星尾峠(14:20)=荒船不動登山口(14:50)
荒船不動登山口(11:50)=星尾峠(12:28)=艫岩(ともいわ)(13:20)=荒船山(経塚山)(13:56)=星尾峠(14:20)=荒船不動登山口(14:50)
必要な装備について登山靴、レインウェア、ザック、ヘッドライト(暗くなった時用)、レーション、飲み水、エマージェンシーキットなどがあれば十分かと思います。
山行の詳細
荒船不動~星尾峠 ゆっくりと春のさわやかな空気を楽しむ
荒船不動駐車場に駐車後、星野峠を目指して歩きます。
駐車場から5分程度で荒船不動に到着。
厳かな感じでよかったです。
登山道は不動の脇にありましたので、そこから登山を開始します。
春のさわやかな風も吹いてとても気持ちよく歩けます。
横には小川が走っているので川の音を聞きながら登っていきます。
平らな道を気持ちよく歩きます。
沢沿いを歩いていかなければいけないので途中、渡渉スポットもあります。
必ず、登山靴が必要になりますので、装備はそろえて登りましょう!
ここまでは気持ちよく登ってこれました。
勾配もややキツくなりますが、長くないので辛くはありません。
星尾峠~艫岩 船上のなだらかな道をゆっくり散歩 絶景を楽しむ
星尾峠からはもう少しだけ標高を上げます。
途中、倒木や谷を越えるための橋がありますので注意。
20分程度歩けば、平らな場所にでます。
経塚山と艫岩の分岐。経塚山は帰りに寄ることにして艫岩を目指します。
平地なので登山というより散歩を楽しんでいるようでした。
遠くに浅間山が見えますね。
味噌こんにゃくと、下仁田ねぎが入っているもつ煮を頼みました。
途中、荒船山神社の祠や、石碑がありました。
石碑の由来は、昔諏訪の神様が冬は寒さが厳しく天照大神の「野菜と魚以外は殺生して食してはいけない」という命を守れば生きていけないため肉食を求めたところ拒否された。そのため、戦準備をはじめ、天照大神側の神様たちが戦の準備をしたのがこの場所だったということです。
結果天照大神は国が乱れるのを恐れ、和議をこの場所で結ばせたということです。
なんとなく、歴史(神話?)に思いを馳せながら歩くことができます。
星尾峠から50分程度歩けば、艫岩に到着!
この先断崖絶壁との注意書きがあります。
過去死亡事故も起きているので皆さんも注意しましょう。
しかし、切り立った崖の上にあるだけあって、絶景を拝むことができます。
まったりとした登山の締めくくり
下山は同じ道を引き返しますが、再び森林浴を楽しみながら、まったりと下りていきます。登山後は、麓の温泉や地元のグルメで疲れを癒すのも、また楽しみの一つです。
おまけ
帰りは下仁田にある「おかた茶屋」によりました。
古民家の作りで、囲炉裏がありました。
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