どうも足立区在住の登山ブロガー?のコウタロウです。
今回は山と経済の話の第二弾です。第一弾では登山用品の売れ行きに着目した記事を書きましたが、
登山へ行った人の推移と、どんな人なのか
登山へ行った人の推移はどうなっているのでしょうか。また、登山人気は増えているのでしょうか、それとも減っているのでしょうか。また、どんな人が登山をしているのでしょうか。
総務省の社会生活基本調査からはわかることをまとめました。
登山人気は減っている?増えている?
早速ですが、タイトルの回収をしたいと思います。
登山の人気は増えているか減っているかになります。
結論を言うと、登山人気は横ばいもしくは減っていると考えています。
登山の人気は増えているか減っているかになります。
結論を言うと、登山人気は横ばいもしくは減っていると考えています。
社会生活基本調査というのを総務省が5年に1度標本調査で実施しています。
その中にスポーツを1年の中で実施したかどうかという質問項目があり、何のスポーツをしたかも調べられています。
その年次での推移をまとめたのが以下のグラフになります。
回答者で1年以内に登山をしたと答えた登山者率とそもそもスポーツをしたと答えた総数の行動率の推移ですが、平成18年から平成23年にかけて減少していたものが、平成28年にスポーツの全体行動率が増えるのに同調して増えているのが分かります。
これは推測ですが、東京オリンピックが平成25年に決定し、スポーツへの関心が高くなるとともに国・自治体がスポーツに関連する予算を増やしたことが要因かと思います。
一方で、令和3年に減少しているのは、新型コロナの影響かと思います。
今後の予想ですが個人的には新型コロナウイルスが収束すれば、行動率は再び10%程度に戻ると考えています。
10年前との比較、登山している年代は?
それでは、登山をしている方たちの年代についてはどうでしょうか。
私は高齢の方多いのかな?という印象でしたが、結果については40代の方が一番多いという結果になりました。
上のグラフで、青色が11年前の平成23年の登山の行動率をグラフにしたもので、
オレンジ色が昨年令和3年の登山の行動率を年代別にまとめたものになります。
平成23年については、60歳~65歳が一番多かったのに対して、令和3年は40歳~45歳が一番多くなっていました。登山者にも世代交代が起きていることがわかります。
理由については山岳会の世代交代や、2011年に「岳」の実写化が放映されたことなど様々ものが考えられます。
登山については近年マスメディアで取り上げられる機会も増えてきておりますので、今後とも若い層の取り込みを期待したいところですね。
また、最後に補足ですが、10歳~14歳で行動率が多くなっているのは、小学校の遠足などで山に登る層が一定層いるからだと考えられます。ですので、外れ値と考えてよさそうです。
男女で比較登山人気
年代・男女で比較した行動率はどうでしょうか。
ほとんどの年代で男性の方が多いのに対して40代については女性の登山行動率の方が高いという結果になりました。前の見出しの年代別で40代が多かったのも女性の登山行動率が全体の行動率をけん引していることがわかります。もしかすると10年前の山ガールブームで登山を始めた年代がある程度経済力のある30代が多く、結果として現在40代の登山行動率が多いのかもしれません。
一方で、その他の年代については男性が依然として多いため今後女性を取り込んでいくことも、登山業界の課題かもしれませんね。
地域でみた登山の行動率のについて
都道府県別に登山の行動率が高い順に並べて上位10を抽出しました。
男女ともに若干の差はありますが、関東地方、長野および近畿地方での登山人気が高いことが分かります。
まとめ・所感
ということで、登山の行動率についてまとめた記事になりました。
皆さんいかがだったでしょうか。
登山をしている自分としてはもっと登山人気は右肩あがりになっているのかなと思っていたので、横ばいで推移しているというのは意外な結果でした。
最近アニメや、メディアで取り上げられる機会も多いので、今後登山が盛り上がることにぜひ期待したいものですね!
今回はこれまでにしたいと思います!皆さんの感想お待ちしています!
登山の市場動向を考察しました。
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